これが今回の旅の最大の目的だったりします。
RCC(中国放送)が、被爆70年の今年、
後世に70年前の被爆の惨禍と、その後いかに復興を成し遂げたかを伝えるために、
今なお現存する、被爆電車こと650形653号を被爆当時の塗色に復元して運行する、
特別運行プロジェクトに参加してきました。
運行は、8/30までの土日祝に午前・午後各1往復。
広島駅と西広島駅の間を、2号線と同じルートで往復します。
乗車は事前申込制。今回は、午前の第1便に乗車です。
過密なダイヤを縫って、5分前に入線。
系統は貸切の「0」
系統板「広島家族。RCC」
結果的に最後部に座ることが出来ました。
車内には複数のモニターが設置され、ドキュメンタリー映像が流れます。
参加されているのは、子供から被爆が実体験であろうご年配の方まで様々。
それでも、映像に食い入るように観ています。
40分程で広電西広島(己斐)に到着。
線路容量に若干余裕があるので、ここで折り返すまでしばし休憩。
この653号は、河口に近い江波付近で被爆したようです。
復路はこちらが先頭になります。
この時代にはポピュラーな泰平のKR8。
運転手が白手袋を嵌めればそろそろ出発です。
こんな車輌ともランデブー。
あの日もこんな空だったのでしょうか…。
こうして、電車は広島駅に戻ってきました。
これも線路容量の関係で、乗客を降ろすとすぐに回送します。
ちなみに回送は比治山経由。
ランチしてから、今シーズンの“鉄道むすめ”巡りのため、広電本社へ。
すると、正に午後の部へ向けての回送が出庫するところでした。